目の正しい知識

2016.09.12

五臓六腑を良くする山薬

中国漢方では人体の五臓六腑は五官と密接に関連すると考えられています。例えば、肝臓の具合が悪くなると、目に反映し、目がかすんだり、視力が低下したり、また夜盲症などを起します。腎臓の具合が悪くなると、耳に反映し、耳鳴りや聴力低下などを起します。心臓の具合が悪くなると、顔に反映し、顔
色が悪くなります。それらのことを引き起こさないため、普段の生活で五臓六腑を良くすることはとても大切です。中国漢方薬には五臓六腑を良くする生薬が沢山あります。

ここでは、山薬(サンヤク)という生薬を紹介しましょう。 山薬はヤマノイモ科(Dioscoreaceae)ナガイモDioscorea batatas Decne.の乾燥した塊状根です。日本ではその新鮮なものをやまのいも(山芋)、じねんじよう(自然生)と呼んでいます。まさに食薬両用、医食同源の代表的なものです。新鮮なもの、山芋 乾燥した生薬、山薬 山薬は脾を健やかにし、肺を潤し、腎を固め、肝を補い、精を益するなど、身体の各部を活発にする効果があります。それはステロイドと近似した成分が入っているためです。副作用は全
くありませんので、たくさん食べでも構いません。山芋の食べ方は日本の皆さんは慣れていると思います。乾燥させ生薬にした山薬はお茶のように煮て飲むことができます。また、粉にして、小麦粉と混合して、お菓子や中華マンにするなど自由に使ってください。

ところで、山薬はいろいろな漢方薬の処方に配合され、多彩な治療効果を発揮します。いちばん有名なのが八味丸、八味腎気丸とも言って他の七種の生薬と合わせて、肝と腎を健康にします。特に、腎虚(全身の老化現像)に使われます。 下半身が若返をすれば、夜2回も3回も行くようになる夜間尿が減り、上半身も若返り、白内障や老眼も良くなり、遠くなった耳もよく聞こえるようになります。 普段の食事や生活に、山薬を取り入れ、老化を遅らせましょう。

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